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新コスモス電機の「新」の理由

広報部 コス子

広報部 コス子

当社の従業員が初めての方にお会いした際に一番よく聞かれる質問は、「なぜ“新”が付くのですか?」です。

確かにちょっと気になりますよね…?
今回は社名に「新」が付く理由について歴史を紐解いていきたいと思います!

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「新コスモス電機」設立前の2度の倒産


ボリュームコントローラー

新コスモス電機株式会社は、1960年に設立しましたが、実はその前に2度の倒産を経験しています。

一度目は、「福島電機製作所」。テレビやラジオのボリューム操作等をするための可変抵抗器の専門メーカーで、1934年に創業しました。
可変抵抗器の他にも中間周波トランスやコイルへも事業を拡大し、ピーク時は従業員2,000人を超える大企業に成長。
高度経済成長の最中、部品メーカーから総合家電メーカーへの転身を図りましたが、失敗し1957年6月に倒産に追い込まれました。

二度目は、「大阪コスモス電機株式会社」。福島電機製作所の倒産後、大阪工場に残された従業員が会社を再建し、1957年に「大阪コスモス電機株式会社」が誕生。
残された150名ほどの従業員が再建に奮闘しましたが、軌道に乗らず1960年4月倒産となりました。

「新コスモス電機」誕生

二度の倒産を経て会社側は再建を断念する中、労働組合が主体となり立ち上げた会社こそが我らが「新コスモス電機株式会社」です。

この「新」には、私たちの力で一からやり直そうという当時の従業員たちの決意が込められています。

当時は非常に厳しい環境にあったにもかかわらず、若い従業員が多く社内の雰囲気は明るかったと当社の社史に記されています。
苦難の中であっても希望を持って明るい未来を切り拓こうという想いは、当社の企業理念にも深く繋がっていて、今の会社の原点となっています。

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広報部 コス子

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