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ポータブル型ニオイセンサ「XP-329ⅢR」を発売いたします。
新コスモス電機株式会社(JASDAQ上場:証券コード6824、住所:大阪市淀川区三津屋中2-5-4、TEL:06-6308-3111、社長:重盛徹志、資本金:14億6000万円)は、メンテナンスのタイミングをお知らせする機能を搭載して、ポータブル型ニオイセンサをリニューアル、「XP-329ⅢR」を開発しました。9月10日より販売を開始します。
<開発の経緯>
ニオイの濃度表示にはppmや%といった単位が無く、公定法で定められているニオイの強さの度合いを表す「臭気指数」は臭気判定士や複数のパネルにより測定するため、非常に時間や手間がかかります。また、人の嗅覚は個人差や体調、疲労や慣れなどさまざまな要因に左右されるため、現場で簡単にニオイの測定が行える機器が求められていました。 当社では1988年に初めてニオイの強弱を数値化する「ニオイセンサXP-329」を、2003年には従来の機能に加え、臭気指数(相当値)が表示できる「ニオイセンサXP-329Ⅲ」を開発、以来多くのお客様にお使いいただいてきました。
今回リニューアルした「ニオイセンサXP-329ⅢR」には、これまでお使いいただいたお客様の声を反映した、新たな機能を追加しました。見た目ではわかりにくい活性炭の交換時期や、使用時間や使用環境によっては変化するセンサの状態を機器が自動的に管理し、メンテナンスのタイミングをバーグラフで表示する機能を新たに搭載。また、お使いいただく用途や現場の多様化にあわせて、代表的な現場の臭気指数(相当値)変換テーブル※を当社ホームページからダウンロードしていただけるようにしました。これにより現場での臭気指数とセンサ指示値との相関データを採取する必要がなく、簡単に臭気指数(相当値)を求めることが可能になりました。
※臭気指数(相当値)変換テーブル…臭気指数(相当値)を機器で表示させるためには、測るニオイの種類または現場に応じた数値データを機器にあらかじめ入力していただく必要があります。その数値データを「臭気指数(相当値)変換テーブル」と呼びます。
<特長>
1.活性炭の交換時期や機器点検のタイミングを画面上のバーグラフで表示する機能を新たに搭載。
2.「レベル表示」と「臭気指数(相当値)表示」が測定中でも画面操作で簡単に切替え可能。
3.測定するニオイに応じた臭気指数変換テーブルを作成しオリジナルの臭気指数(相当値)変換を実現。
4.代表的な現場の「臭気指数(相当値)変換テーブル」が当社ホームページからダウンロード可能。
5.独自の高感度酸化インジウム系熱線型焼結半導体センサ搭載で高精度測定を実現。
6.データメモリ機能搭載で機器に蓄積されたデータを専用ソフトでパソコンに取り出すことが可能。
7.リアルタイムに測定値を表示する「モニタリングモード」と1分間のピーク値を表示する「バッチモード」の切替えが可能。