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燃料電池用改質ガス分析装置「XG-100HC」を開発いたしました。
新コスモス電機株式会社(JASDAQ上場:証券コード6824、住所:大阪市淀川区三津屋中2-5-4、TEL:06-6308-3111、社長:重盛徹志、資本金:14億6000万円)は、独自の高感度半導体式センサを用いて、燃料電池用改質ガス(高濃度水素)中の一酸化炭素を高精度で測定する「燃料電池用改質ガス分析装置XG-100HC」を開発しました。10月より発売を開始します。
<開発の経緯>
水素を発電に利用する燃料電池では、水素の生成に天然ガス、LPG、ガソリン等の炭素化合物を改質する方法が主に用いられます。その際、水素中に一酸化炭素が残留すると、微量であっても燃料電池の触媒が被毒し、発電能力が低下することがあるため、一酸化炭素を検出し除去する必要があります。
従来からNDIR法やFTIR法を用いた機器で、一酸化炭素の検出が行われていますが、「機器が高価である」「大型で持ち運びができない」「低濃度では干渉ガスによる影響を受けやすい」といった問題点がありました。
この度開発した「燃料電池用改質ガス分析装置 XG-100HC」は、超高感度でガスに対する選択性に優れた独自の金属酸化物半導体式センサを搭載し、高濃度水素中の微量な一酸化炭素をわずか2ppmで測定することが可能です。また、天然ガス(メタン)やLPGなど残存する原材料の測定もppm単位で行うことができます。
すでに同じシリーズ商品として発売している「ポータブルVOC分析装置 XG-100V」と同様に、現場での短時間測定や専用ソフトでのデータ解析も行えます。
<特長>
1.高感度金属酸化物半導体式センサにより、高濃度水素中の微量な一酸化炭素を2ppmから測定可能。
2.天然ガス(メタン)やLPGなどの原材料が残存しているかどうかも、ppm単位から測定可能。(例 メタン:10ppm~20vol%)
3.ポータブル型なので、現場での測定が可能。測定時間はわずか15分。
4.わずか10mlの試料を直接注入するだけで測定が可能。
5.測定結果は専用ソフト(標準付属)で解析。測定結果を現場で確認、保存が可能。