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化学物質の自律的な管理に役立つ「化学物質リアルタイムモニタ」を発売します
労働安全衛生法の関係政省令改正について
化学物質はあらゆる場面で活用される一方で、化学物質が原因となる事故や事故災害等による健康被害はいまだ続いており、世界保健機関(2019年)は化学物質により毎年約200万人が死亡していると発表しています。
このような経緯もあり、労働安全衛生法では長年化学物質の管理について法令による対策を強化してきました。2022年5月には労働安全衛生法の関係政省令が改正され、新たな化学物質規制が導入されることになりました。2023年4月に引き続き、2024年4月にも一部施行されます。
厚生労働省発行リーフレット「職場における新たな化学物質規制が導入されます(https://jsite.mhlw.go.jp/miyagi-roudoukyoku/content/contents/001277415.pdf)」より引用
<労働安全衛生法の関係政省令改正 2024年4月施行のポイント>
- ラベル・SDSの伝達、リスクアセスメント実施義務対象物質の大幅増加
- リスクアセスメント結果に基づくばく露低減措置の義務化
- 化学物質を取り扱う労働者へ適切な保護具を使用させることを義務化
- 化学物質管理者の選任など自律的な管理に向けた体制の確立
※リスクアセスメントとは…
化学物質やその製剤の持つ危険性や有害性を特定し、それによる労働者への危険または健康障害を生じるおそれの程度を見積もり、リスクの低減対策を検討すること。
「化学物質リアルタイムモニタ」でリスクの見積りを
2024年4月より、リスクアセスメント結果を踏まえ、労働者がリスクアセスメント対象物質にばく露される程度を最小限度とすることや、基準値以下とすることが新たに義務付けられます。濃度が基準値以下であるかを確認するには、推定ツール(CREATE-SIMPLE等)や実測法(個⼈ばく露測定、簡易測定法等)を組み合わせて行うことが効果的とされています。
この度当社が開発した「化学物質リアルタイムモニタ XP-3320II-V」は、作業場などの化学物質をリアルタイムに測定することが可能なハンディタイプで、簡易測定法にあたります。化学物質のリスクアセスメントにあたり健康被害リスクの見積り・効果確認に使用可能です。
また、厚生労働省「職場のあんぜんサイト」において『リアルタイムモニターを用いた化学物質のリスクアセスメントガイドブック』が提供されており、支援ツールやクイックスタートマニュアルもダウンロードが可能です。
「化学物質リアルタイムモニタ」の特長
- 化学物質をリアルタイムに測定するハンディタイプのガス検知器(校正ガス:トルエン)
- 校正ガスであるトルエンを基準とした92種類のガス濃度へ読み替えが可能
読み替え対象ガスリスト※参考値となります - 本体や専用アプリでトレンドグラフを表示可能
※PCでのログデータ読み出しにはオプションのログデータ収集セット(別売)が必要となります - 高い落下衝撃性を持ち、1m落下試験(JIS T 8206/IEC 60079 29-1準拠)および2m落下試験(自社試験)をクリア
「化学物質リアルタイムモニタ」の仕様
製品名:化学物質リアルタイムモニタ
型式名:XP-3320II-V
サイズ:W91xH164×D44mm(突起部を除く)
質量:約460g(電池含む)
電源:単3形アルカリ乾電池4本または単3形ニッケル水素充電池4本
防爆構造:アルカリ乾電池仕様 Ex ia da IIC T4 Ga、ニッケル水素充電池仕様 Ex ia da IIC T3 Ga
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化学物質リアルタイムモニタ XP-3320II-V