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国内のガス検知器・警報器として初めて、機能安全規格を取得しました
新コスモス電機株式会社(JASDAQ上場:証券コード6824、住所:大阪市淀川区三津屋中2-5-4、TEL:06-6308-2111、社長:重盛徹志、資本金:14億6000万円)は、第三者認証機関であるイギリス・サイラ社(Sira Test and Certification Ltd)および公益社団法人産業安全技術協会から、ガス検知部「KD-12B」について、国内のガス検知器・警報器として初めて「機能安全規格(Functional Safety)」の認証を取得しました。
機能安全規格の認証を取得したKD-12B
<開発・取得の経緯>
ガス検知器・警報器は万が一のガス漏れや中毒事故を防止するために使われる機器であり、その設計や製造において細心の注意が必要となります。特に近年はさまざまな機能がガス検知器・警報器に付加されるようになり、使用される電子部品の数も増加し電気回路も複雑化しています。そのため、より一層注意深い設計が必要となってきています。
機器やシステムなどの故障や事故によるリスクの低減を目的として、2000年に国際規格「IEC61508」(機能安全規格 Functional Safety)が制定されました。これは発生するリスクを把握し、そのリスクの発生する確率を、許容できる範囲にまで低減することで安全を確保しようというものです。
当社ではガス検知部「KD-12B」において、故障発生確率の低い部品の使用に加え、自己診断機能を追加することで部品故障を検出できる確率を増やし、機器故障によるリスクの発生確率を低減。電気回路の機能安全を対象とした「IEC61508-2 安全度水準:SIL2」を国内のガス検知器・警報器として初めて取得しました。
今後は、ガス検知部KD-12シリーズでの取得機種追加を目指していきます。
製品についての詳細はこちら ≫ 濃度表示機能付きガス検知部 KD-12