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ニオイセンサ「XP-329Ⅲシリーズ」を開発しました。

新コスモス電機株式会社(JASDAQ上場:証券コード6824、住所:大阪市淀川区三津屋中2-5-4、TEL:06-6308-3111、社長:重盛徹志、資本金:14億6,000万円)は、電源投入後1分で簡単に測定できるニオイセンサ「XP-329Ⅲシリーズ」を開発しました。10月6日より販売を開始します。
*「XP-329Ⅲs」は発売が延期になりました。発売時期は決まり次第HP上でご連絡いたします

<開発の経緯>
当社は1988年に「ニオイセンサ XP-329シリーズ」を開発。長さや重さと違い、単位の無いにおいの強弱を、現場で簡単に測定できる機器として、発売開始以来多くのお客様にお使い頂いてきました。

今回開発した「ニオイセンサ XP-329Ⅲシリーズ」では各種におい・臭気測定用「XP-329Ⅲ」と硫化水素臭用「XP-329Ⅲs」をラインナップ。従来のニオイセンサ同様「においの強弱」を「0~2000」のデジタル数字で表示。測定現場でリアルタイムに、においの強弱がわかります。さらに、従来測定まで電源投入後3~5分を必要としましたが、新しいニオイセンサ素子の開発により、電源投入後測定まで1分(XP-329Ⅲs型は3分)と時間を短縮。また、測定時に必要なベース調整のための活性炭フィルタを標準装備として、面倒で時間がかかったベース設定を簡単に行えるようにしました。これらによりお客様の測定時間の短縮を実現しました。
新機能として、「においの強弱」の測定に加え、1台2役として測定対象臭気ごとの「指数変換テーブル」をお客様が入力できるようになり、現場臭気に対応した「臭気指数相当値」が直接表示されるようになりました。
*注1 当社開発スタッフには「大気の臭気指数を適正に行うことができる者」として認められている臭気判定士(国家資格)が7名おり、お客様のサポートをしています。
*注2「臭気指数」…嗅覚測定法(官能試験法)のによる臭気数量化法のひとつ。「におい」を「無臭の清浄な空気で希釈したとき、ちょうど無臭にいたるまでに要した希釈倍率」を臭気濃度と定義しており、臭気濃度の対数をとって10倍したものが臭気指数です。「臭気指数=10×Log(臭気濃度)」 実際の測定では、においを希釈しながら6人の「パネル」と呼ばれる人が嗅ぎ、希釈倍率を決定するため、非常に手間がかかるという問題があります。

<特長>
1.毎日ご使用の場合、電源投入後1分(XP-329Ⅲs型は3分)で測定が可能になりました。
2.活性炭フィルタを標準装備、面倒なベース調整が簡単になりました。
3.一台二役として、ニオイの強弱である「レベル表示」と「個別の臭気指数相当値」の表示切換が可能になりました。
4.リアルタイム表示の連続モニタリングモードと、バッチ測定モードの切換が簡単に行えます。
5.ニオイセンサ本体にメモリーされた測定データを、専用ソフトでパソコンに取り出すことができます。