校正と
トレーサビリティについて
ガス検知器・ガス警報器の『校正』
一般的に『校正』とは、「計量器の表示する物象の状態の量と標準となる特定の物象の状態の量との差を測定することをいう(計量法より抜粋)」とされており、計器を調整して誤差を修正することは含まないと定義されます。
ただ、ガス検知器・ガス警報器は、命を守る保安機器です。そのため、ガスの性質を熟知した作業者により適切な設備にて、機器を調整して誤差を修正するところまでを『校正』と位置付けています。
通常、ガス検知器・ガス警報器は、年に一度の校正作業が必要です。そのため、ユーザー様へは年に一度※の定期点検をお勧めしています。
※機種により半年ごとの定期点検が必要な製品もあります
当社の『トレーサビリティ』
ガス検知器・ガス警報器は、「計量法」に規定する「計量器」には該当しないため、トレーサビリティは国際的に標準化されておらず、ガス検知器メーカーに委ねられています。
当社では、お客様からのご要望に応じ、以下3点の書類を発行しています。
トレーサビリティ証明書
点検で使用する各種測定器が公的校正機関の認証を受けたものを使用していることを証明する文書。
トレーサビリティ体系図
トレーサビリティ証明書をより具体的に説明するための文書。
点検の様々な測定項目で使用する各種測定機器において公的な校正機関までの校正のつながりを体系的に図示したもの。